保育園で中小企業診断士という仕事の説明を行いました。
先日、次男が通う保育園の行事で、お父さんお母さんのお仕事体験イベントがありました。
言ってしまえば、キッザニアみたいなものです。
子供達は4から6人くらいでチームとなり、様々なお仕事ブースを回り、楽しくお仕事の体験をするという企画でした。
実は、当企画は2年前に長男の際に参加した経緯があります。
その際は、”中小企業診断士”ブースとして参加し、非常に痛い目にあったこと覚えています。（笑）
その時の内容は以下にてご覧くださいません。
＜併せてお読みください。＞
「販売促進ノウハウは保育園行事でも学べたこと。」
そもそも、経営診断やコンサルティングというのは、会社や経営というものがわかる方であれば、必要性や内容が比較的伝わりやすいものです。
しかし、大人であっても、経営者以外の方にとっては、残念ながらあまり接点がなく、身近な仕事として感じられない場合がほとんどだと思います。
ですので、会社というものを根本的に知らない保育園児に対しては、いかに説明すべきか非常に難儀したものです。
前回の反省を踏まえて、やり方を変えました。
そこで今回は考え方を大きく変えました。
これまでは、コンサルティングや中小企業診断そのものをわかってもらおうと苦労したのですが、
今回は「そもそも会社って、どういう風にもうけたり、お金がなくなったりするのか、そしてお金がなくならないためにはどうすべきか」をテーマにしました。
そのため、子どもたちにパン屋さんの社長になってもらいました。
説明がややこしいとしゃべる方も聞く方も大変なので・・・
今回は人生ゲームのように「ルーレット」を活用しました！
ルーレットで儲かったり、損したりするゲームルールでトライしてみました。
2点についてこだわりました。
そして、もっともこだわったポイントは以下の2点です。
１．ルーレットアプリ
ルーレットのマス目は、
シチュエーションによって手軽に変えていく必要があったので、アプリを活用しようと考えました。
「ルーレット」でひとつひとつ調べていき、ようやくベストなアプリにたどり着けました！
『ルーレット＋：迷ったとき、罰ゲーム抽選るーれっとプラス』
ルーレットはプロジェクターに投影し大画面で見れるようにアプリを使うことにしました。
そして、パン屋さんになってもらう際に、そのパン屋を「まちなかのパン屋」か「やまおくのパン屋」に設定し、いずれかを子どもたちに選んでもらうことにしました。
それぞれのシチュエーションをルーレット版を切り替えることで対応しようと思いました。
（例えば、まちなかはお客が来やすいがライバル店も多いので１回当たりの客単価を低めに設定したり、やまおくのパン屋はそもそも客が来ない日を設定するなど。）
そのためには、アプリの機能として、ルーレット盤自体を自由につくれること、そして複数のルーレット盤の作成・切り替えができること、ルーレット時の音楽について子どもが興味を持つ音楽に変更できることを条件としました。
２．面白さを焚きつけるコインの存在
やはり、”お金がジャラジャラ増えていく”というのは、見た目にも面白いものです。
そこで急遽 amazonで、以下のコイン300枚を購入することとしました。
この商品は、コインを入れるズタ袋も付いてきており、まるで海○王になった気分を味わえます。
結果としてなかなかの盛況であったと思います。
子ども達も「楽しかったよ！」と話してくれて、ホッと胸をなでおろしました。
やってよかったなあと思いました。
最後にもうひとひねりの勉強を・・・
そしてそして・・・
社長を理解してもらうために、子どもたちの「名刺」を用意しました。
会社名と名前欄をブランクにしておき、自分たちで鉛筆で記入してもらいました。
名刺が作れた子どもから、名刺交換のやり方をレクチャーさせてもらいました。
５歳の子どもたちが「わたくし、○○の○○ともうします。」
と言いながら、相手に向けて名刺をさしだす練習です。
最後に、
「お家に帰ったら、お父さんやお母さんに是非トライしてみてください！」
と伝えてブースは終了しました。
今回の感想
今回はなかなかうまくいきました。
このルーレットを上手く活用することで、保育園児バージョン、小学生バージョン、中学生バージョン、高校生バージョンが作れそうです。
※年齢に併せて、仕入れ、在庫管理、雇用、人事、IT化、リスクマネジメントなど、様々なシナリオを追加させ、ゲームを深堀りできそうです。
ところで、そんなことを考えている最中、ネットで以下のゲームを発見しました。
『おやこで遊びながら企業が学べる「コドモ社長vsオトナ社長」』
なかなか面白そうなのでポチッと買ってしまいました。
まだ実施はしてないんですが、長女と一度試してみたいと思っています。