Youtubeマーケティング基本戦略オススメ!アルゴリズムの基本と重要データの掴み方について
千葉県佐倉市の中小企業診断士の横山です。
Youtubeでなかなかアクセスが集まらないと、嘆いている事業者の方多いのではないでしょうか。
特に最初の1年はほとんど自力でアクセスを集めることが難しいですよね。
Youtubeのアクセスは単なる人気投票だけではなく、システムのアルゴリズム(仕組み)に左右されます。
良質なコンテンツを作っても、必ずしもアクセスが来るわけではないというのが難しいところです。
初期に考えるべき点を三つにまとめてお伝えします!
1.Youtubeマーケティングで基本になるデータをチェック
アルゴリズムを考えるには、動画の隠れスコアが存在すると思って下さい。
そのスコアの元になるデータは、チャンネルアナリティクスで確認することができます。
管理画面であるyoutube studioの左のメニュー『アナリティクス』で動画の詳細データが見れます。
動画のサムネイルが並んでいる最下部の詳細をクリックします。
ネット上は上位50件の表示ですが、ダウンロードすると最大500件のデータを参照できます。
項目は『+』をクリックすると自分で項目を増やすことができます。
ここで最低限チェックいただきたいのが以下のデータです。
・インプレッション
・インプレッションのクリック率、
・視聴回数
・平均視聴時間
・平均再生率
インプレッションはその動画が露出された回数ですが、大事なのはそのクリック率です。
クリックは動画の注目度です、動画を見る前にクリックするわけですから、これはサムネイルの影響力が強い。
ですから皆さんサムネイルを目立つように見やすいようにデザインするわけです。
また動画のタイトルも重要ですよね、ユーザーの意図に合致するか?分かりやすい訴求力があるか。
これらを総合してクリック率が上がっていくのです。
次に大事なのが平均視聴時間と平均再生率ですね。
これは動画を見始めて、最後まで見てくれるかどうか、途中で他に飛んでしまわないかの指標です。
つまり動画を最後まで見てくれる動画ほど、内容が良質だということになります。
ですから平均再生率もチェックしていきます。
トータルで考えると平均視聴時間は長い方が有利と言われています。
つまり長い動画の方が検索順位などで序列が上位に来るということです。
ただチャンネルを立ち上げて1年未満など、特にブランディングに弱い場合は、
長い動画は逆に平均再生率を下げる結果になりかねません。
知らない人の動画を、20分以上見続けるのはキツイということです。
以上を踏まえると、
最初の頃は10分未満の動画を量産するのがベストだと思います。
(広告を貼る場合は12分くらいは必要になりますので注意ください!)
Youtubeアクセスの仕組み
Youtubeのアクセス源となる流入経路は、主に以下になります。
(重要度の高い順)
・ブラウジング機能
・関連動画
・YouTube 検索
・チャンネルページ
・再生リスト
・終了画面
・外部
ブラウジング機能というのはYoutubeトップページにランダムで表示されるものです。
そして関連動画、他のチャンネルなどの右側のオススメに表示されます。
この2つは大きくアクセスを伸ばすために、特に大事な流入経路になります。
(スコアが上がらないとこの2つの流入は少なくなります)
いわゆるこれがアルゴリズムの影響をモロに受けるようです。
再生数が万単位の動画は、ほぼこの2つの流入が占めます。
よくユーチューバーが大手と同じようなネタをテーマに作ることがありますが、あれは関連動画狙いということです。
大手の流入数は大きいので、おこぼれでも相当なアクセスになるのです。
立ち上げ初期はどうしてもスコアが低くブラウジング機能と関連動画に期待できないので、
検索からの流入を狙うのがベストな戦略となります。
検索ワードで比較的検索数が多くライバルが少ないキーワードをタイトルや概要欄に使います。
今どういうキーワードが流入しているかはアナリティクスのリーチで『Youtube検索』でチェックできます。
既に流入しているキーワードは強いということになるので、さらに動画を同じキーワードで攻めたり、
また似たようなニッチなキーワードがないか探す目安になります。
検索は数は少なくても毎日継続して来ますので、累積するとかなり効果は大きいです。
あとは登録者100人、500人、1000人という節目にもスコアが加算されます。
節目に大きくアクセスが伸びたというデータも多いです。
また登録者がリピートして継続して動画を視聴してくれるか?ここも重要となります。
従って初期に例えばTwitterからフォロワーさんに呼びかけて登録してもらって登録を増やしても、
元々は動画を見る層ではないため、再生数がない場合はスコアが下げられてしまいます。
ですから登録者がいかに安定して動画を視聴してくれるかもスコアのデータに含まれています。
Youtubeでスコアを安定させるには?
まずサムネイルが目を引くものであるということ。
そしてタイトルがテーマに合致しているか、ニーズを捉えているか?
このインプレッションとクリック率を高めていくのが第一段階です。
サムネイルのクリック率が低かったら、アップロードした後でもサムネイルは差し替えていきましょう。
タイトル文字はあまりいっぺんに差し替えると悪影響が出ますので慎重に。
重要なキーワードはできるだけ左に書くのがオススメです。
そして動画がどのくらい視聴され続けているのか?
これもアナティリクスで動画の時間単位の推移で、離脱率を確認することができます。
オープニングが長すぎるとか、途中でダレて離脱しているなど、細かい修正ですね。
最初にダイジェストを入れている動画があるのは、最初に離脱を減らすためなのです。
TV番組でもよくある手法ですよね。
ちなみに低評価の数が増えてもスコアには関係しないと言われています。
高い低いに関わらずに評価の数が多いと評価が上がるのです。
ところで、YouTubeアナリティクス解説は、動画集客チャンネルの酒井さんが分かりやすいので紹介させていただきます。
【参考】【完全解説】YouTubeアナリティクスの使い方
https://www.youtube.com/watch?v=EBsCh652KXI
まとめ
Youtubeのアナリティクスでは、非常に細かいデータを拾うことができますので、大事なデータの部分を理解できれば、改善に役立てることはできます。
Youtubeは内部スコアに基づいて、見えない力が働いて、あの数万数十万アクセスが実現します。
その結果、そのうちの何割かが登録者になりファンになり、固定化していきます。
登録者が多くても、再生数が少ないチャンネルは評価が低く衰退している証拠です。
むしろ登録者が少なくても、再生数が多い方が可能性はあります。
テーマに一貫性がない場合はそういう傾向が強いため、ジャンルは絞ったほうが良いと思います。
Youtubeのデータ解析は専門家に任せずとも、自分でできますので改善に役立てて下さい。